廃液に薬剤を加えて中和。排水処理の負荷低減に貢献。
ケー・イー・シーの特色は、廃酸・廃アルカリを処理できるところです。地下タンクの周囲はコンクリートで覆われており、一般的な廃液はFRP性のタンクに、フッ酸系廃液はステンレスにテフロン加工を施したタンクに貯留しています。
中和処理とは、文字通り廃液に薬剤を加えて中和することです。強い廃酸・廃アルカリは、この中和施設によって処理し、次工程で焼却もしくは排水処理されます。また最終的に回収した残さは、焼却処理及び最終処分されます。
【中和施設】

- 施設の種類
- 中和施設
- 設置年月日
- 平成13年7月12日
- 処理能力
- 廃酸、廃アルカリ、腐食性廃酸、腐食性廃アルカリ:174m³/日
- 処理方式
- 中和処理
- 構造及び
設備の概要 - 攪拌機付FRP槽・
攪拌機付フッ素ライニング槽 - 環境保全対策
- 反応ガスはスクラバーで処理
排水
生物処理をはじめ複合的な処理技術で排水を浄化

排水処理施設では、隣接する最終処分場(完了施設)の浸出水及び、工場の中間処理施設の排水を総合的に処理しています。処理方法は生物処理(有機物を微生物で分解処理)をはじめ、物理化学的処理(活性炭吸着処理等)を採用しています。