管理型最終処分場

水処理

常時、浸出水を浄化処理。ホウ素を厳しく管理

最終処分場には、スポンジ活性処理方式を採用した浸出水処理施設を設置しており、様々な処理プロセスを組み合わせることによって浸出水を浄化処理しています。処理能力1日約810トンで、溶存しているホウ素を除去できる、安全性の高い施設です。

浸出水処理施設 平面図

【処理フロー】

1.前処理

ポンプで収集された浸出水を原水槽内で安定化させた後、凝集剤などを添加することにより懸濁物質等を除去します。

2.生物処理

浸出水に含まれている有機物などを、微生物の働きによって分解除去する設備です。浄化槽内に酸素を供給したり、攪拌したりしながら微生物を活性化、繁殖させ、有機物の分解処理を促進します。

3.化学処理

主に薬液を注入して、処理水に含まれている化学物質を処理します。

4.濾過

砂濾過、及び活性炭吸着により、処理水中に残存する不純物を取り除きます。

5.ホウ素除去

ホウ素は、イオン交換樹脂に吸着させて除去し、10ppm以下の法規制を厳守しています。

6.放流

各プロセスを経て浄化された浸出水は、法令で定める水質基準を満たしているか厳しくチェックした後、河川へ放流されます。定期的に河川の水質調査も実施しています。

【浸出水処理施設】

施設の種類
浸出水処理施設
稼働年月
平成18年9月
処理方式
スポンジ活性処理方式
処理能力
約810トン/日
主な設備
T-NPC(窒素リンCOD)連続監視計、DO(溶存酸素)連続監視計、ORP(酸化還元電位計)連続監視計、PH連続監視計、ホウ素自動測定装置、ホウ素除去設備、汚泥脱水設備